新規上場申請のための有価証券報告書
(Ⅰの部)
森六ホールディングス株式会社
目次
頁
表紙
第一部 企業情報 ……… 1
第1 企業の概況 ……… 1
1.主要な経営指標等の推移 ……… 1
2.沿革 ……… 5
3.事業の内容 ……… 7
4.関係会社の状況 ……… 11
5.従業員の状況 ……… 13
第2 事業の状況 ……… 14
1.業績等の概要 ……… 14
2.生産、受注及び販売の状況 ……… 17
3.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ……… 18
4.事業等のリスク ……… 20
5.経営上の重要な契約等 ……… 22
6.研究開発活動 ……… 23
7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 24
第3 設備の状況 ……… 27
1.設備投資等の概要 ……… 27
2.主要な設備の状況 ……… 28
3.設備の新設、除却等の計画 ……… 30
第4 提出会社の状況 ……… 31
1.株式等の状況 ……… 31
2.自己株式の取得等の状況 ……… 35
3.配当政策 ……… 35
4.株価の推移 ……… 35
5.役員の状況 ……… 36
6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 39
第5 経理の状況 ……… 50
1.連結財務諸表等 ……… 51
(1)連結財務諸表 ……… 51
(2)その他 ……… 112
2.財務諸表等 ……… 113
(1)財務諸表 ……… 113
(2)主な資産及び負債の内容 ……… 132
(3)その他 ……… 133
第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 134
第7 提出会社の参考情報 ……… 135
1.提出会社の親会社等の情報 ……… 135
2.その他の参考情報 ……… 135
頁
第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 136
第三部 特別情報 ……… 137
第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 137
第四部 株式公開情報 ……… 138
第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 138
第2 第三者割当等の概況 ……… 142
1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 142
2.取得者の概況 ……… 142
3.取得者の株式等の移動状況 ……… 142
第3 株主の状況 ……… 143
[監査報告書]
【表紙】
【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿
【提出日】 平成29年11月16日
【会社名】 森六ホールディングス株式会社
【英訳名】 MORIROKU HOLDINGS COMPANY, LTD.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長執行役員 三輪 繁信
【本店の所在の場所】 東京都港区南青山一丁目1番1号
【電話番号】 03-3403-6102
【事務連絡者氏名】 取締役執行役員 経営企画室、管理担当 森 満里子
【最寄りの連絡場所】 東京都港区南青山一丁目1番1号
【電話番号】 03-3403-6102
【事務連絡者氏名】 取締役執行役員 経営企画室、管理担当 森 満里子
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
回次 第101期 第102期
決算年月 平成28年3月 平成29年3月 売上高 (百万円) 172,224 170,005 経常利益 (百万円) 6,076 5,985 親会社株主に帰属する
当期純利益
(百万円) 3,320 1,026
包括利益 (百万円) 15 2,096
純資産額 (百万円) 51,878 53,523 総資産額 (百万円) 112,105 118,041 1株当たり純資産額 (円) 3,430.32 3,534.18 1株当たり当期純利益金額 (円) 224.23 69.29 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - -
自己資本比率 (%) 45.31 44.33 自己資本利益率 (%) 6.51 1.99
株価収益率 (倍) - -
営業活動による キャッシュ・フロー
(百万円) 12,967 9,880 投資活動による
キャッシュ・フロー
(百万円) △14,584 △10,912 財務活動による
キャッシュ・フロー
(百万円) 2,297 2,191 現金及び現金同等物の
期末残高
(百万円) 7,573 8,902 従業員数
(人)
3,829 4,050
(外、平均臨時雇用者数) (1,167) (1,267)
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 3.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
4.第101期及び第102期の連結財務諸表については、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」
(昭和51年大蔵省令第28号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所有価証券上場規程第204条第 6項の規定に基づき、有限責任 あずさ監査法人の監査を受けております。
5.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出 向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、 年間の平均人員を( )外数で記載しております。
6.平成29年10月4日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。そのため、第101期の期首に 当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しておりま す。
- 1 -
7.第98期、第99期及び第100期について、会社計算規則(平成18年法務省令第13号)に従い作成した連結計算書 類に基づき算出した連結経営指標等(売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、純資産額、総 資産額、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額)を参考までに掲げると、以下のとおりとなり ます。なお、当該連結計算書類はいずれも、株式会社東京証券取引所有価証券上場規程第204条第6項の規 定に基づく監査は受けておりません。また、平成29年10月4日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行 っておりますが、第98期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当 期純利益金額を算定しております。
回次 第98期 第99期 第100期
決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 売上高 (百万円) 139,967 153,695 161,170 経常利益 (百万円) 4,613 5,446 6,224 親会社株主に帰属する
当期純利益
(百万円) 2,750 3,341 3,928 純資産額 (百万円) 36,746 43,458 52,146 総資産額 (百万円) 86,205 97,373 111,637 1株当たり純資産額 (円) 2,422.31 2,871.29 3,453.52 1株当たり当期純利益金額 (円) 185.77 225.69 265.28
(2)提出会社の経営指標等
回次 第98期 第99期 第100期 第101期 第102期 決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月 営業収益 (百万円) 1,094 1,200 1,203 1,339 1,395
経常利益 (百万円) 453 503 585 669 856
当期純利益 (百万円) 233 304 252 474 701
資本金 (百万円) 1,640 1,640 1,640 1,640 1,640 発行済株式総数 (千株) 8,480 8,480 8,480 8,480 8,480 純資産額 (百万円) 19,584 20,494 22,530 21,665 24,126 総資産額 (百万円) 31,903 33,812 34,518 37,677 40,451 1株当たり純資産額 (円) 2,645.18 2,768.11 3,043.17 1,463.18 1,629.37 1株当たり配当額
(円)
35.00 35.00 38.00 40.00 45.00
(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純利益金額 (円) 31.56 41.09 34.05 32.03 47.35 潜在株式調整後1株当たり当期純
利益金額
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 61.39 60.61 65.27 57.50 59.64 自己資本利益率 (%) 1.22 1.52 1.17 2.15 3.06
株価収益率 (倍) - - - - -
配当性向 (%) 110.9 85.2 111.6 62.4 47.5 従業員数
(人)
46 44 40 43 46
(外、平均臨時雇用者数) (6) (3) (4) (4) (3)
(注)1.営業収益には、消費税等は含まれておりません。
2.平成29年10月4日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。その結果、発行済株式総数 は16,960,000株となっております。
3.第98期の1株当たり配当額には、創業350周年記念配当15円を含んでおります。
4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 5.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
6.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載して おります。
7.第101期及び第102期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和 38年大蔵省令第59号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所有価証券上場規程第204条第6項の 規定に基づき、有限責任 あずさ監査法人の監査を受けております。
なお、第98期、第99期及び第100期については、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)の規定に基 づき算出した各数値を記載しております。また、当該各数値については、株式会社東京証券取引所有価証券 上場規程第204条第6項の規定に基づく監査を受けておりません。
8.平成29年10月4日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。そのため、第101期の期首に 当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しておりま す。
9.平成29年10月4日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。
そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申 請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133 号)に基づき、第98期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出した場合の1株当たり指標の推移を 参考までに掲げると、以下のとおりとなります。
なお、第98期、第99期及び第100期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、有限 責任 あずさ監査法人の監査を受けておりません。
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回次 第98期 第99期 第100期 第101期 第102期 決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 平成29年3月 1株当たり純資産額 (円) 1,322.59 1,384.06 1,521.59 1,463.18 1,629.37 1株当たり当期純利益金額 (円) 15.78 20.54 17.02 32.03 47.35 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - - - - -
1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)
(円)
17.50
(-)
17.50
(-)
19.00
(-)
20.00
(-)
22.50
(-)
2【沿革】
当社の創業は寛文3年(1663年)に阿波徳島において、天然藍及び藍の肥料を販売したことに始まります。藍は古 くから青色の染料として使用されており、当時国内では木綿の普及も相まって、藍の需要が増大していました。
藍商売では江戸時代後期(1840年代)に関西市場の販路を順次拡大し、嘉永6年(1853年)に関東地区の販売本部 を 江戸に開設 する等、商 圏の拡大に 努めるととも に、明治 15年(1882年)に内 外肥 料の問屋 営業を開始 し、肥 料商 としての事業基盤を確立しました。
一方、明治時代に入りドイツで人造藍(合成染料)の工業化が成功すると、明治42年(1909年)ドイツ染料メーカ ー 等の特約店 として 、合成染 料及 び工業薬 品の輸入販 売を行 い営業を 拡大するとと もに、化 学品専 門 商社とし ての 礎を築きました。
その後、近代化の第一 歩を踏み出すため、大正5年(1916年)3月 に資本金 100万円で㈱森六商店 を設立し、本店 を徳島県徳島市に、大阪府及び東京都にそれぞれ大阪支店・東京支店(現 本店)を設置しました。以後の沿革は次 のとおりであります。
年月 事項
昭和2年1月 [ 共 通 ] 本店を大阪府に移転し、徳島県に徳島支店(現四国支店)を設置 昭和14年 [ ケ ミカ ル 事業 ] 食品用防カビ剤の取扱いを開始し、近代化学品事業へ発展 昭和15年9月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 愛知県に名古屋支店を設置
昭和24年6月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 合成樹脂の取扱いを開始し、樹脂事業に進出
昭和33年2月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] 低圧法による高密度ポリエチレンを使用し、本田技研工業㈱と共同にて 自動二輪(スーパーカブ)外装部品の樹脂化に成功
昭和37年4月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 染料中間体の製造販売を行う五興化成工業㈱を子会社化 昭和37年10月 [ 共 通 ] 本店を東京都中央区に移転し、東京支店と統合
昭和38年4月 [ 共 通 ] 商号を㈱森六商店から森六商事㈱に変更
昭和40年5月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] 鈴鹿工場を三重県に設置し、四輪車(本田技研工業㈱の軽トラック
「AK360」)部品の樹脂加工製品事業を開始
昭和40年9月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] 合成樹脂製品等の製造販売を目的とし、㈱猶興製作所(現 ㈱ユーコウ) を設立
昭和43年12月 [ 共 通 ] 本店を東京都千代田区に移転
昭和45年4月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 北海道に札幌出張所(現 札幌営業所)を設置 昭和55年10月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] 関東工場を群馬県に設置
昭和57年10月 [ 共 通 ] 商号を森六商事㈱から森六㈱に変更 昭和58年2月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 香港駐在員事務所を香港に設置
昭和58年4月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] 技術研究所を埼玉県に設置し、企画・開発機能を強化
昭和58年4月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 四国化工㈱を香川県に設立し、多層フィルム製造・販売を開始(ものづ くり機能を強化)
昭和60年5月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 兵庫県に明石営業所を設置
昭和60年6月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] 自動二輪・四輪車部品の製造販売を行う大津化成㈱(現 熊本森六化成
㈱)を子会社化
昭和61年7月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] Greenville Technology, Inc.を米国オハイオ州に設立し、グローバル展 開を開始
平成2年4月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 森六(香港)有限公司を香港に設立し、グローバル展開を開始 平成2年9月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] 明和工場を群馬県に設置
平成4年2月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 福岡県に九州営業所を設置
平成4年11月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 低温粉砕事業展開を目的にアイ・エム・マテリアル㈱を大阪府に合弁で 設立(持分法適用会社)
平成6年5月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] Moriroku Philippines, Inc.をフィリピンに設立 平成8年5月 [ ケ ミカ ル 事業 ] Moriroku (Singapore) Pte., Ltd.をシンガポールに設立 平成8年8月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] Listowel Technology, Inc.をカナダ オンタリオ州に設立
平成8年9月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] Moriroku UT India Pvt., Ltd.(現 Moriroku Technology India Pvt. Ltd.)をインドに設立
平成9年6月 [ ケ ミカ ル 事業 ] Moriroku (Thailand) Co., Ltd.をタイに設立
平成10年1月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 中近東及び欧州地区拡販のため、イスラエル駐在員事務所をイスラエル に設置
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年月 事項
平成12年6月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] Rainsville Technology, Inc.を米国アラバマ州に設立 平成13年4月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] 鈴鹿工場及び関東工場がISO14001の認証を取得 平成13年11月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] 広州森六塑件有限公司を中国広東省に設立 平成13年12月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 蘇州森六科技塑業有限公司を中国江蘇省に設立 平成14年2月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 森六(上海)貿易有限公司を中国上海市に設立 平成15年4月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 森六(広州)貿易有限公司を中国広東省に設立 平成15年12月
[ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ]
栃木県に生産事業本部(現 森六テクノロジー㈱)開発センターを設置 生産事業本部機能と開発組織を集約
平成16年1月 [ 共 通 ] 本店を東京都港区に移転 平成16年6月 [ 共 通 ] 執行役員制度を導入
平成16年8月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] 武漢森六汽車配件有限公司を中国湖北省に設立 平成17年4月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 商事部門がISO14001の認証を取得
平成19年6月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 森六プレシジョン㈱を子会社化
平成19年8月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 森六(天津)化学品貿易有限公司を中国天津市に設立 平成19年9月 [ ケ ミカ ル 事業 ] Moriroku Austria GmbHをオーストリアに設立 平成20年4月 [ ケ ミカ ル 事業 ] Moriroku America, Inc.を米国オハイオ州に設立 平成20年10月 [ 共 通 ] 商号を森六㈱から森六ホールディングス㈱に変更
森六ケミカルズ㈱、森六テクノロジー㈱を東京都に新設分割
各社がケミカル事業、樹脂加工製品事業を継承(持株会社体制へ移行) 平成22年2月 [ ケ ミカ ル 事業 ] 森六アグリ㈱を東京都に設立(同年4月に徳島県に移転)
平成22年12月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] Moriroku Technology (Thailand) Co., Ltd.をタイに設立 平成23年7月 [ ケ ミカ ル 事業 ] Moriroku Chemicals Korea Co., Ltd.を韓国に設立 平成24年7月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] PT. Moriroku Technology Indonesiaをインドネシアに設立 平成24年7月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] Moriroku Technology De Mexico S.A. DE C.V.をメキシコに設立 平成28年4月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] 森六テクノロジー㈱の国内関東3工場(関東工場、明和工場、金型製造
工場)を集約し、高効率生産体制を構築するため群馬県に新しい関東工 場を竣工
平成28年9月 [ ケ ミカ ル 事業 ] M&C Tech Indiana Corporationをアメリカに設立
平成28年10月 [ ケ ミカ ル 事業 ] PT. Moriroku Chemicals Indonesiaをインドネシアに設立
平成29年5月 [ 樹 脂 加 工 製 品 事 業 ] Moriroku Technology De Mexico S.A. DE C.V.(メキシコ)自動四輪車 部品の量産開始
3【事業の内容】
当社グループは「森六グループは、未来を先取りする創造力と優れた技術で高い価値を共創し、時を越えて、グロ ーバル社会に貢献します。」を経営理念とし、寛文3年(1663年)の創業以来、主たる業務であるケミカル事業と樹 脂加工製品事業で事業基盤を構築してまいりました。
また、当社及び当社の関係会社は、当社(森六ホールディングス㈱)、国内外の連結子会社28社及び持分法適用関 連会社1社により構成されており、化学分野における「商社」機能と、自動車部品の「メーカー」機能を併せ持つこ とを特徴としております。
ケミカル事業では、森六ケミカルズ㈱を中心に、無機・有機薬品の基礎化学品から医農薬中間体、農薬・肥料、プ ラスチック、さらにはフィルム・シートの樹脂加工製品等、化学製品全般を取り扱っております。また、四国化工㈱ による高機能多層フィルムや、五興化成工業㈱によるケミカル合成等、「ものづくり」も展開しております。
また、樹脂加工製品事業では、森六テクノロジー㈱を中心に、主に自動車四輪部品の開発から生産・販売まで一貫 して行い、高品質・高性能な製品づくりが可能な生産拠点をグローバルに展開することで、強固な生産・開発体制を 構築しております。また、㈱ユーコウではエンジン気化器向け等、エンジニアリングプラスチックを用いた精密樹脂 部品の製造・販売を行っております。
当社グループは各事業のシナジーを発揮し、化学品に対する知識や、グローバルな販売網を活かし、ケミカル事業 から樹脂加工製品事業へ原材料供給やノウハウを共有するとともに、樹脂加工製品事業の製造ノウハウ・独自技術で お客様とともに高い価値を共創してまいります。
当社グループの事業内容及び当社と主要な関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであり、次の2事業は
「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であり ます。
(1)ケミカル事業
当事業は国内外連結子会社15社及び持分法適用会社1社で構成されており、森六ケミカルズ㈱を中核として、電 機 ・電 子材 料、 自動 車材 料、 コ ーテ ィン グ、 ファ イン ケミ カ ル、 生活 材料 及び 樹脂 加工 製品 分野 にお いて 、化 学 品・合成樹脂製品の販売・製造ならびに輸出入を行っております。当事業は当社グループの祖業であり、創業から 350年以上に亘って蓄積された化学品に対する知識、自ら樹脂加工を手掛けていることによる製造現場の理解、グ ローバルな販売網を特色としております。
①分野別主要取扱商品
各分野別の主要取扱商品は以下のとおりであります。
分野 主要取扱商品
電機・電子材料 LED材料、放熱材料、各種レンズ材料、半導体工程材料 自動車材料 合成樹脂、摩擦材原料、制振塗料
コーティング 塗料原料、粘・接着原料、界面活性剤原料
ファインケミカル 医農薬中間体原料、化粧品原料、機能材料、機能性食品素材 生活材料 合成樹脂、フィルム・シート、油吸着材
樹脂加工製品 二輪車部品、電動工具部品、自動車電装部品・モーター周辺部品
②販売・製造体制
市場のグローバル化に対応するため、中国・ASEAN・欧州・北米に事業を展開しており、自動車関連のビジネス に強みがあると考えており、樹脂加工製品事業と関連のあるタイ・中国が海外主要拠点となっております。
(販売拠点)
以下の販売拠点でグローバルに化学品・樹脂商品の輸出入・販売を行っております。なお、森六アグリ㈱では主 に肥料、農薬、農業被覆資材、農産物、飼料の販売を行っております。
区分 国名・地域 会社名 拠点数
国内 日本 森六ケミカルズ㈱、森六アグリ㈱、四国化工㈱ 12
海外
中国
森六(香港)有限公司、森六(上海)貿易有限公司、森六(広州)貿易有限 公司、森六(天津)化学品貿易有限公司
ASEAN 10
M o r i r o k u ( S i n g a p o r e ) P t e . , L t d . 、 M o r i r o k u ( T h a i l a n d ) C o . , L t d . 、 Moriroku Chemicals Korea Co., Ltd.
欧州 Moriroku Austria GmbH 北米 Moriroku America, Inc.
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(製造拠点)
単に化学素材や製品の流通をグローバルにコーディネートするだけでなく、ひと手間加え、お客様のニーズに適 った高い付加価値を有する様々な素材・製品を開発・提供する「ものづくり」を下表のとおり実践しております。
なかでも、四国化工㈱では多種多層のインフレーションフィルム成形のパイオニアとして、特殊な技術と品質管 理により、様々な樹脂素材を組み合わせ、機能的なフィルムを製造しております。耐熱性、耐久性、安全性、衛生 性、ガスバリア性を有しており、食品分野では生肉、ハム・ソーセージの業務用食品包装フィルム、医療分野では 製薬会社との共同開発により機能性点滴バッグ(*)を製造しております。
*機能性 点滴バッ グとは 、 1つの 点滴バッグ が最大 で4室に 分かれてお り、力 を入れて押 す と中央のシ ール部分 が開通し、 そ れぞれに入 っている薬液や粉薬が使用直前に混合できるもの。
区分 国名・地域 会社名 事業概要 拠点数
国内 日本
五興化成工業㈱ 医農薬中間体、制振塗料等の製造・販売 8
四国化工㈱ 高機能多層フィルムの製造・販売
森六プレシジョン㈱ 精密機械部品の製造・販売 アイ・エム・マテリアル㈱ 化学品・樹脂等の低温粉砕加工
海外 中国 蘇州森六科技塑業有限公司(*) 電動工具部品の製造・販売 1
※連結子会社の蘇州森六科技塑業有限公司については、平成29年2月14日開催の当社取締役会において解散を決議し、清算手続き中であ ります。
(2)樹脂加工製品事業
当事業は国内外連結子会社13社で構成されており、森六テクノロジー㈱を中核として、主に自動車四輪部品(内 装樹脂部品、外装樹脂部品等)の製造・販売を行っております。当事業では、自動車四輪部品が軽量化に向けて鉄 か ら樹 脂へ の材 料置 換 が進 む中 、大 型樹 脂部 品の 製造 ノウ ハ ウや 加飾 技術 を強 みと 考 え てお り、 日本・ 北 米・中 国・アジア四極のグローバルな生産・開発体制を特色としております。
現在、自動車業界では環境に対する配慮から燃費向上とCO2排出量削減が大きな課題となっており、ハイブリ ッド自動車や電気自動車等、次世代自動車へシフトする動きがグローバルで展開されています。これに伴い、自動 車 メー カー 各社 は車 両 の「 軽量 化」 に取 り組 んで おり 、 当社 の樹 脂部 品は その 実 現に 貢献 で きる と考えて おり ま す。
①主要製品
主力である自動車四輪部品の主要商品は以下のとおりであります。内装樹脂部品ではセンターパネル、センター コンソール、アウトレット等の主にインストルメントパネル周辺部品で、外装樹脂部品はサイドシル、カウルトッ プ、テールゲートスポイラー等が挙げられます。
近年では、新規でドアライニング(ドアの内側部分)の開発に取り組み、軽量化・加飾等の独自技術を加えた商 品開発が完了しております。また、ボディ外装部品の樹脂化ニーズの調査研究を継続しており、テールゲート(バ ックドア)の樹脂化に関する材料・工法等の基礎研究が完了し、今後の採用製品の拡大及び軽量化ニーズへの提案 を行っております。
区分 製品名 概要 特徴
内装樹脂部品
センターパネル
運転席と助手席の間にあるスイッチ類 が収められている部分
・木目調、金属調、高 光沢、高輝度等、多 種多様な意匠
・より高い利便性や操 作性を実現
センターコンソール
前席左右の間に設けられた箱状の収納 部分
アウトレット エアコンの吹き出し部分 グローブボックス
ダッシュボード(助手席前の部分)に付 いている収納スペース
ガーニッシュ
様々な箇所を飾る装飾パネルや加飾パ ーツ等の装飾品全般
外装樹脂部品
サイドシル
ドア下に位置する部材で、シルとは敷 居のこと
・ボディと一体化した 樹脂部品を製造
・高度な成形技術と塗 装技術により、耐久 性と併せて非常に高 い外観品質を実現 カウルトップ フロントワイパー下の樹脂パーツ部分
テールゲートスポイラー
上下開きのバックドアのガラス上部に 配置される樹脂パーツ部品
フロントグリル 車両前面の網目状の部分 フューエルフィラーリッド 給油口の蓋、カバーのこと ホイールアーチ 車輪部分の車体の切り欠きのこと エンジンカバー
ボンネット下にあるエンジンを保護す
②開発・量産体制
顧客ニーズに対応するため、国内はもちろん北米・中国・アジアに事業を展開しており、グローバルでの設計・ 開発から量産までの一貫体制を構築しております。主に自動車四輪樹脂部品の製造・販売を行っておりますが、熊 本森六化成㈱では二輪車部品の製造・販売を中心としており、㈱ユーコウでは精密樹脂部品の製造・販売を行って おります。
(製造拠点)
区分 国名・地域 会社名 拠点数
国内 日本 森六テクノロジー㈱(関東工場、鈴鹿工場)、熊本森六化成㈱、㈱ユーコウ 4
海外
北米
Greenville Technology, Inc.、Listowel Technology, Inc.、Rainsville Technology, Inc.、Moriroku Technology De Mexico S.A. DE C.V.
12 中国 広州森六塑件有限公司、武漢森六汽車配件有限公司
アジア
Moriroku Philippines, Inc.、Moriroku Technology (Thailand) Co.,Ltd.、PT. Moriroku Technology Indonesia、Moriroku Technology India Pvt. Ltd.
(開発拠点)
区分 国名・地域 会社名 拠点数
国内 日本 森六テクノロジー㈱ 1
海外
北米 Greenville Technology, Inc.
3 中国 広州森六塑件有限公司
アジア Moriroku Technology (Thailand) Co.,Ltd.
- 9 -
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
※上図には連結子会社及び持分法適用関連会社を記載しております。
4【関係会社の状況】
名称 住所
資本金
(百万円)
主要な事業の 内容
議決 権 の 所有 割合 又 は 被所 有割合
(%)
関係内容
(連結子会社)
森六ケミカルズ㈱
(注)2.6
東京都港区 350 ケミカル事業 100
経営支援料の受取 資金の貸付 担保の提供 債務の保証 役員の兼任4名 四国化工㈱
香 川 県 東 か が わ 市
220 ケミカル事業
79.40 (79.40)
-
森六アグリ㈱ 徳島県徳島市 30 ケミカル事業
100 (100)
担保の提供
五興化成工業㈱ 福岡県大牟田市 30 ケミカル事業
100 (100)
資金の貸付
森六プレシジョン㈱ 茨城県北茨城市 50 ケミカル事業
100 (100)
資金の貸付 役員の兼任1名 森六(香港)有限公司
中国
香港特別行政区
1,000 千HKD
ケミカル事業
100 (100)
債務の保証 役員の兼任1名 Moriroku (Singapore)
Pte.,Ltd.
シンガポール
700 千SGD
ケミカル事業
100 (100)
債務の保証
Moriroku(Thailand) Co., Ltd. タイバンコク
100,000 千THB
ケミカル事業
100 (100)
-
森六(上海)貿易有限公司 中国上海市
250 千USD
ケミカル事業
100 (100)
債務の保証 役員の兼任1名 森六(広州)貿易有限公司 中国広東省
300 千USD
ケミカル事業
100 (100)
債務の保証 役員の兼任1名 森六(天津)化学品貿易
有限公司
中国天津市
540 千USD
ケミカル事業
100 (100)
- Moriroku Chemicals Korea
Co., Ltd.
韓国ソウル市
990 百万KRW
ケミカル事業
100 (100)
債務の保証
Moriroku Austria GmbH
オーストリア ウィーン市
300 千EUR
ケミカル事業
100 (100)
資金の貸付
Moriroku America,Inc.
米国 オハイオ州
650 千USD
ケミカル事業
100 (100)
資金の貸付
蘇州森六科技塑業有限公司
(注)5
中国江蘇省
1,760 千USD
ケミカル事業
100 (46)
資金の貸付 債務の保証 役員の兼任1名
森六テクノロジー㈱
(注)2
東京都港区 350 樹脂加工製品事業 100
経営支援料の受取 資金の貸付 債務の保証 役員の兼任4名
㈱ユーコウ
神 奈 川 県 足 柄 上 郡山北町
20 樹脂加工製品事業
100 (100)
-
熊本森六化成㈱
熊 本 県 菊 池 郡 大 津町
10 樹脂加工製品事業
100 (100)
資金の貸付
Greenville Technology, Inc.
(注)7
米国 オハイオ州
17,000 千USD
樹脂加工製品事業
100 (100)
資金の貸付 役員の兼任1名
- 11 -
名称 住所
資本金
(百万円)
主要な事業の 内容
議決 権 の 所有 割合 又 は 被所 有割合
(%)
関係内容
Listowel Technology, Inc.
カナダ オンタリオ州
17,800 千CAD
樹脂加工製品事業
100 (30)
役員の兼任1名
Rainsville Technology, Inc.
(注)8
米国アラバマ州
12,000 千USD
樹脂加工製品事業
100 (100)
役員の兼任1名
Moriroku Technology De Mexico S.A. DE C.V.
メキシコ グアナファト州
170 百万MXN
樹脂加工製品事業
100 (100)
債務の保証 役員の兼任1名 Moriroku Philippines, Inc.
フィリピン ラグナ州
200 百万PHP
樹脂加工製品事業
100 (100)
役員の兼任1名 Moriroku Technology India
Pvt. Ltd.
イ ン ド ウ ッ タ ル プラデーシュ州
505,931 千INR
樹脂加工製品事業
100 (100)
担保の提供 役員の兼任1名 Moriroku Technology
(Thailand) Co., Ltd.
タイ
チョンブリー県
450 百万THB
樹脂加工製品事業
100 (100)
債務の保証 役員の兼任1名 PT. Moriroku Technology
Indonesia
イ ン ド ネ シ ア 西 ジャワ州
12 百万USD
樹脂加工製品事業
100 (90)
資金の貸付 債務の保証 役員の兼任1名 広州森六塑件有限公司 中国広東省
8 百万USD
樹脂加工製品事業
100 (100)
役員の兼任1名
武漢森六汽車配件有限公司 中国湖北省
8 百万USD
樹脂加工製品事業
100 (100)
役員の兼任1名
(持分法適用関連会社)
アイ・エム・マテリアル㈱
大 阪 府 大 阪 市 北 区
50 ケミカル事業
40 (40)
-
(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報の名称を記載しております。 2.特定子会社に該当しております。
3.「議決権の所有割合又は被所有割合」欄の( )内は、間接所有割合で内数であります。 4.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
5.連結子会社の蘇州森六科技塑業有限公司は、平成29年2月14日開催の当社取締役会において解散を決議し、 清算手続き中であります。
6.森六ケミカルズ㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合 が10%を超えております。
主要な損益情報等 (1)売上高 48,355百万円
(2)経常利益 314百万円
(3)当期純利益 185百万円
(4)純資産額 7,085百万円
(5)総資産額 19,447百万円
7.Greenville Technology, Inc.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高 に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (1)売上高 30,823百万円
(2)経常利益 1,308百万円
(3)当期純利益 1,040百万円
(4)純資産額 6,117百万円
(5)総資産額 15,891百万円
8.Rainsville Technology, Inc.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高 に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (1)売上高 20,558百万円
(2)経常利益 110百万円
(3)当期純利益 111百万円
(4)純資産額 1,813百万円
(5)総資産額 5,536百万円
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
平成29年10月31日現在
セグメントの名称 従業員数(人)
ケミカル事業 536 (88)
樹脂加工製品事業 3,729 (1,246)
全社(共通) 46 (4)
合計 4,311 (1,338)
(注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出 向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、 最近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、森六ホールディングス㈱に所属しているものであります。 3.樹脂加工製品事業において、従業員数が最近1年間で399名増加しましたのは、主として北米における工場
新設及び拡張に伴う採用によるものであります。
(2)提出会社の状況
平成29年10月31日現在
従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
46(4) 41.4 12.1 7,259,215
セグメントの名称 従業員数(人)
全社(共通) 46 (4)
合計 46 (4)
(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近1年間の平均人員を( )外数で記 載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3)労働組合の状況
提出会社、森六ケミカルズ㈱及び森六テクノロジー㈱の労働組合は、森六労働組合と称し、提出会社の本社に同 組合本部が、また、各事業会社、事業所別に支部が置かれ、平成29年10月31日現在における組合員数は316人であ ります。
なお、労使関係は安定しております。
- 13 -
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
第102期連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)
当連 結会 計年 度に おけ る世 界経 済は 、中 国や 新興 国の 景気 減速 や英 国の EU離脱 問題 、保 護主 義政 策へ の懸 念な ど、不透明感が続くものの、米国経済は堅調を維持しており、総じて底堅く推移しました。また、国内では雇用・ 所得環境の改善が続き、個人消費が持ち直しているものの、停滞感を残しております。
このような中、当社グループは新たに第11次中期計画(平成29年3月期~平成31年3月期)をスタートし、「M I400(Moriroku Innovation 400)」をスローガンに掲げ、事業構造変革、付加価値創造、管理体質変革の基本戦 略のもと、400年企業に向けた変革実現への取り組みをさらに加速させてまいりました。
初年度となる当連結会計年度におきましては、ケミカル事業ではインドネシアに現地法人を設立したほか、米国 に押出成形を行う現地法人を関連会社とともに設立し、北米における自動車材料分野でのさらなる事業の拡大を図 ってまいります。樹脂加工製品事業では4月にメキシコ工場、8月にインド第2工場が完成するなど、グローバル 事業を拡大してまいりました。加えて、「ものづくり」の展開を推進するため、ケミカル事業では6月にケミカル 事 業推 進室 ・コ ンパ ウン ド 事 業 推進 室を 新設 し、 樹脂 加工 製 品事 業で は、 国内 の 関東3 工場 の 移 管・集約 が 完 了 し、新関東工場が本格稼働するなど、高効率な生産体質の強化を進めてまいりました。
このような結果、当社グループの当連結会計年度における業績は、主に北米・中国において主要顧客の自動車販 売が堅調に推移したものの、為替換算による売上収益の減少影響やナフサ価格の下落による商品単価の減少などに より、売上高は170,005百万円(前連結会計年度比1.3%減)、営業利益は6,323百万円(同0.3%増)、経常利益は 5,985百万円(同1.5%減)となりました。また、現在の事業環境を踏まえ、樹脂加工製品事業の鈴鹿工場において 減損 損失 (特別 損失 )を1,935百万 円計上 した ことな どによ り、 親会 社 株主に帰属 する 当期純 利益 は1,026百 万円
(同69.1%減)となりました。
セグメントの状況は次のとおりであります。
① ケミカル事業
ケ ミ カ ル 事 業 に お い て は 、 中 国 、 AS E AN 、 欧 州 、 北 米の 海 外 4 極で の グ ロ ー バ ル 事 業 の 強 化 に 注 力 す る と と も に、「ものづくり」への展開加速による高付加価値ビジネスの拡大に取り組んでまいりました。
グローバル事業の拡大としましては、ASEANでの展開を加速させるためインドネシアに現地法人を設立いたしま した。また、米国に押出成形を行う現地法人を関連会社とともに9月に設立し、北米における自動車材料分野での さらなる事業の拡大を図ってまいります。一方で、国内・中国各1拠点で事業の見直しを実施するなど、選択と集 中による事業基盤の強化を行ってまいりました。
また、6月にケミカル事業推進室を新設し、当社グループの強みを活かしたケミカル領域での高効率な「ものづ くり」を推進しました。同時に新設したコンパウンド事業推進室については、高付加価値材料の開発に取り組むな ど、樹脂加工製品事業とのシナジー向上に努めてまいりました。
事業分野別の業況については、ファインケミカル分野では、ケミカル事業推進室による「ものづくり」の一環と して、ケミカル合成の受注や、添加剤販売を拡大してまいりました。一方で、電機・電子材料分野ではスマートフ ォンの成長減速、コーティング・生活材料分野ではナフサ価格の下落に伴う商品価格の低下により、売上が伸び悩 むなど厳しい状況となりました。
所在地別の業況については、ASEANではタイの自動車生産が回復基調にあり、樹脂原料の販売が増えました。中 国では内陸部での営業基盤拡大など、新規の取引獲得に努めてまいりました。また、国内では既存取引が順調に推 移 した 一方 で、 取引 拡 大の 伸 長が遅 れた こと に加 え 、ナフ サ 価格 の下 落や 円高 進行 もあ り 、売 上が 伸び 悩みま し た。
これらの結果、ケミカル事業の売上高は65,243百万円(前連結会計年度比3.1%減)、セグメント利益は1,137百 万円(同0.2%減)となりました。
② 樹脂加工製品事業
樹脂加工製品事業においては、顧客の現地開発化に対応するため、グローバル設計開発体制を確立するととも に、国内外で強固な生産体質を構築することで、競争力・収益向上に努めてまいりました。
開発技術領域において、顧客の現地開発が加速する中、開発4極(日本・北米・中国・アジア)のネットワーク を最大限に活用し、グローバル機種および現地専売機種を連動させた高効率な開発の結果、受注部品拡大に貢献し ました。また、新技術・新商品開発においても、グローバルニーズを先取りした魅力ある製品を迅速かつ高品質で 提供するための活動を展開してまいりました。
生産領域においては、新機種の立上げを海外支援の継続・強化などにより実現するとともに、新関東工場を中心 とした製造工程の自動化、ハイサイクル化、省人化、省エネ化による高効率生産体質の強化に取り組んでまいりま
した。また、4月にメキシコ工場、8月にインド第2工場が完成するなど、グローバル事業を拡大してまいりまし た。
所在地別の業況は、米国では個人消費による買い替え需要の下支えが継続し、中国では成長鈍化がみられるもの の、減税措置も後押しとなり、自動車販売の拡大基調が継続し、樹脂部品の販売が底堅く推移しました。一方、国 内では新車販売台数が前年比横ばいとなり、軽自動車の販売は減少傾向となったことで、樹脂部品の販売も厳しい 状況となりました。
なお、主に軽自動車の内外装部品を製造する鈴鹿工場においては、高効率生産体制の強化や生産の平準化を行っ たものの、国内の事業環境を勘案し、減損損失(特別損失)を計上いたしました。新関東工場については、受注し た新機種販売が堅調であることなどから、好調な滑り出しとなっております。
これらの結果、樹脂加工製品事業の売上高は104,761百万円(前連結会計年度比0.1%減)、セグメント利益は 5,163百万円(同1.9%増)となりました。
第103期第2四半期連結累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日)
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国では個人消費が依然堅調に推移し、中国では政策効果が下 支えとなり景気に持ち直しがみられる等、全体的に緩やかな回復傾向にありました。また、国内では個人消費にや や持ち直しがみられ、景気は緩やかな回復基調が続いております。
当社 グル ープ の主 な 事 業領 域であ る自 動車 市場 につ きま し ては 、米 国に おい て 自 動車 販売は 減 速に転 じ たも の の、中国において小型車の減税措置継続の影響もあり、新車販売台数が好調に推移しました。また、国内において も個人消費の改善により緩やかに回復し、アジア地域においてはタイ・インドネシアにて、成長基調がみられてお ります。
このような中、当社グループでは、ケミカル事業・樹脂加工製品事業において、主に国内・中国・タイで自動車 用塗料・樹脂成形部品等の自動車関連取引の拡大に努めたほか、顧客ニーズに対応した高付加価値商品を提供する ため、国内でのケミカル事業におけるものづくりを推進してまいりました。
また、前期に新設したケミカル事業のインドネシア現地法人、押出成形を行う米国現地法人、樹脂加工製品事業 のメキシコ工場のスムーズな立ち上げに努めたほか、樹脂加工製品事業においては米国での生産ラインの増設や、 中国での新工場建設等、事業基盤の更なる拡充を図ってまいりました。
なお、化学商品の販売価格形成の基準となるナフサ価格については、前年同四半期に比べて回復し、また、為替 相場についても円安基調が継続しております。
このような結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高は87,335百万円、営業利益 は3,331百万円、経常利益は3,564百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,571百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①ケミカル事業
ケミカル事業においては、主に国内・中国・タイにおいて、新規取引の拡大に努めた結果、自動車用塗料等の 自動車関連取引が伸長したことに加え、国内において顧客ニーズに対応した高付加価値商品を提供するためのも のづくりを推進してまいりました。
このような結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は33,113百万円、セグメント利益は616百万円となりま した。
②樹脂加工製品事業
樹脂加工製品事業においては、新車販売台数が国内では回復傾向にあるとともに、中国では好調に推移してお り、四輪車用樹脂成形部品の出荷が順調に拡大しました。
また、前期に新設したメキシコ工場の量産開始や、米国での生産ラインの増設、中国での新工場建設等、グロ ーバルでの製造基盤の拡大を図ってまいりました。
このような結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は54,221百万円、セグメント利益は2,675百万円となり ました。
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(2)キャッシュ・フローの状況
第102期連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は8,902百万円となり、前連結会計年度末より1,328百万円 増加しました。これは、営業活動により獲得したキャッシュ・フロー9,880百万円および財務活動により獲得した キャッシュ・フロー2,191百万円の合計額が、投資活動により使用したキャッシュ・フロー10,912百万円を上回っ たためです。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得したキャッシュ・フローは、9,880百万円となりました。その主な内容は、税金等調整前当 期純利益3,384百万円、減価償却費7,591百万円、法人税等の支払額2,101百万円となっております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用したキャッシュ・フローは、10,912百万円となりました。その主な内容は、有形固定資産の 取得による支出11,532百万円となっております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得したキャッシュ・フローは、2,191百万円となりました。その主な内容は、長期借入れによ る収入7,680百万円、長期借入金の返済による支出が5,461百万円となっております。
第103期第2四半期連結累計期間(自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日)
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は9,876百万円となり、前連結会計年度末より 973百万円増加しました。これは、営業活動により獲得したキャッシュ・フロー9,261百万円が、投資活動により使 用したキャッシュ・フロー4,524百万円及び財務活動により使用したキャッシュ・フロー3,732百万円の合計額を上 回ったためです。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得したキャッシュ・フローは、9,261百万円となりました。その主な内容は、税金等調整前四 半期純利益3,682百万円、減価償却費3,504百万円、仕入債務の増加額2,359百万円、法人税等の支払額1,199百万円 となっております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用したキャッシュ・フローは、4,524百万円となりました。その主な内容は、有形固定資産の 取得による支出4,580百万円となっております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用したキャッシュ・フローは、3,732百万円となりました。その主な内容は、長期借入金の返 済による支出が2,924百万円、短期借入金の純減額830百万円となっております。
2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産実績
第102期連結会計年度及び第103期第2四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりで あります。
セグメントの名称
第102期連結会計年度
(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)
第103期第2四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) 金額(百万円) 前年同期比(%) 金額(百万円)
ケミカル事業 8,684 98.7 4,139
樹脂加工製品事業 123,652 119.2 53,622
合計 132,337 117.6 57,762
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)受注状況
第102期連結会計年度及び第103期第2四半期連結累計期間の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりで あります。
セグメントの名称
第102期連結会計年度
(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)
第103期第2四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) 受注高
(百万円)
前年同期比
(%)
受注残高
(百万円)
前年同期比
(%)
受注高
(百万円)
受注残高
(百万円) ケミカル事業 65,185 96.7 1,890 95.9 33,098 1,902 樹脂加工製品事
業
109,313 99.3 4,249 92.2 56,592 4,624 合計 174,498 98.3 6,140 93.3 89,690 6,526
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3)販売実績
第102期連結会計年度及び第103期第2四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりで あります。
セグメントの名称
第102期連結会計年度
(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)
第103期第2四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) 金額(百万円) 前年同期比(%) 金額(百万円)
ケミカル事業 65,243 96.9 33,113
樹脂加工製品事業 104,761 99.9 54,221
合計 170,005 98.7 87,335
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度及び第103期第2四半期連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総 販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先
第101期連結会計年度
(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)
第102期連結会計年度
(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)
第103期第2四半期連結累計 期間
(自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) 金額
(百万円)
割合(%)
金額
(百万円)
割合(%)
金額
(百万円)
割合(%) Honda Manufacturing of
Alabama LLC
19,245 11.2 20,290 11.9 10,002 11.5 Honda of America Mfg.,
Inc.
17,439 10.1 18,232 10.7 8,236 9.4 3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
- 17 -
3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、経営の基本方針として以下の事項を「経営理念」として掲げております。
『森六グループは、未来を先取りする創造力と優れた技術で高い価値を共創し、時を越えて、グローバル社会に貢 献します。』
( 法 令 遵 守 )
国内外の法令を遵守し、公平で公正な企業活動を通じ、信頼される企業グループをめざ します。
( 人 間 尊 重 )
社員一人ひとりが自主性、創造性を発揮し、一緒に働く仲間の人格や個性を尊重しま す。
( 顧 客 満 足 )
お客様に満足いただける、価値ある情報、質の高いサービス、優れた製品を提供しま す。
( 社 会 貢 献 )
地球環境に配慮し、地域に根ざした企業活動を通し、「良き企業市民」として社会に貢 献します。
( 進 取 の 精 神 ) 時代を先取りし、継続的に企業価値向上に努めます。
( 同 心 協 力 ) チームワークを尊重し、理想を追求する企業グループをめざします。
(2)経営戦略等
当社グループは、平成29年3月期からの中長期的な経営指針として、「第11次中期計画(平成29年3月期~平成31 年3月期)」をスタートいたしました。
平成25年に創業350年を迎え、激動する事業環境の中でも400年企業として勝ち残るために、これまで培ってきたも のは継承しながらも、新たなことにも積極的にチャレンジし、将来に繋がるものを造り上げていく方針です。第11次 中期計画の概要につきましては、以下のとおりであります。
a.スローガン
『Moriroku Innovation 400;400年企業に向けた変革の実現』
b.基本方針
新たなことに挑戦し変革を実現することで強固な経営基盤を構築する
c.基本戦略
(a)事業構造変革:新規顧客の拡大、新商品の開発、ものづくり機能と商社機能の融合、海外事業強化
(b)付加価値創造:開発機能を強化し、新たな付加価値を生み出すものづくりを手の内化し、高付加価値のビジ ネス創出
(c)管理体質変革:組織体制を含めた抜本的な見直しを行い、コーポレート・ガバナンス機能を強化する
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは主な経営指標として、企業の事業活動の成果を示す営業利益に注視し、収益性判断の指標に営業 利益率を掲げているほか、資本及び資産の効率性判断の指標にROE(自己資本当期純利益率)、財務の安定性判断 の指標に自己資本比率を掲げております。
(4)経営環境
今後の世界経済は、米国では個人消費が堅調に推移し、中国では政策効果が下支えとなり景気に持ち直しがみられ る等、全体的に緩やかな回復が期待されています。また、国内では個人消費にやや持ち直しがみられ、景気は緩やか な回復基調が続くと見込まれます。
当社グループの主な事業領域である自動車市場につきましては、米国において自動車販売の減速傾向が継続してい るものの、中国において小型車の減税措置継続の影響もあり、新車販売台数が好調に推移すると見込んでおります。 一方で、国内では足元では個人消費の改善により緩やかに回復しておりますが、中長期的には厳しい状況が継続する と予想されます。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当社グループは持続的に成長する企業集団を目指し、400年企業として勝ち残るために、「第11次中期計画」にお いて全従業員の総力を結集して、以下の課題に重点的に取り組んでまいります。
a.グローバル事業強化
北米、中国、アジア・欧州エリアへの営業拠点及び製造拠点の展開を加速させるとともに、国内を含めたグ ローバル4極のネットワークを最大限に活用し、管理・開発体制のさらなる強化を行ってまいります。 b.新商品等の開発強化
激動する事業環境の変化に対応するため、将来を見据えた技術の研究や新製品領域へ参入するとともに、独 自技術製品の開発を強化してまいります。
c.高品質、高効率製造体質の更なる向上
国内製造工場を中心に製造工程の自動化、サイクルタイム※の短縮化、省人化、省エネ化などによる高効率 な製造体質の強化に取り組むとともに、同時にグローバルでの品質保証体制を確立してまいります。
(※サイクルタイム:製造工程において、製品一つを造るために必要とする時間。この時間を短縮することにより生産効率を向上 させ、コストを削減し競争力を高めます。)
d.「ものづくり」拡大
化学品専門商社として、素材・製品の流通コーディネートだけでなく、顧客ニーズに対応し、ケミカル合成 などの高付加価値素材・製品の開発等を通じて、「ものづくり」の内製化を図り事業を拡大してまいります。 e.コーポレート・ガバナンス機能強化
選択と集中による経営資源の最適配分や人事・IT戦略を強化するとともに、グループ全体における最適な 内部統制システムの整備・運用を通じて、持続的成長に繋がる経営基盤を構築してまいります。
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4【事業等のリスク】
当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある 事項には、以下のようなものがあります。
なお、記載事項のうち将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 市場の変化によるリスク
当社グループは、日本、北米、欧州及びアジアを含む世界各国で事業を展開しております。これらの市場の長期 にわたる経済低迷、消費者の価値観の変化、燃料及び原料価格の高騰及び金融危機などは購買意欲の低下につなが り、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(2) 特定の得意先への依存によるリスク
当 社グ ルー プの 主 要な 販 売先 は本 田技 研 工 業㈱及 びそ のグ ル ープ 会社 (以 下、 同 社) であ り、 同社 に 対する 第 10 2 期 連 結会 計 年 度 の 売 上 高は 1 01, 43 3百 万 円 ( 前 連結 会計 年 度 10 0, 936 百 万 円 )、 売上 高 に 占 め る 割 合 は 5 9. 7%
(前連結会計年度58.6%)となっております。そのうち、樹脂加工製品事業においては、同社に対する第102期連 結 会 計 年 度 の 売 上 高 は 1 0 1 , 1 4 6百 万 円 ( 前 連 結 会 計 年 度 1 0 0 , 4 5 1百 万 円 ) 、 外 部 顧 客 へ の 売 上 高 に 占 め る 割 合 は 96.5%(前連結会計年度95.8%)となっております。
同社との取引は継続的かつ安定しており、同社の日本、北米(米国、カナダ、メキシコ)、中国、アジア(フィ リピン、タイ、インドネシア、インド)の生産拠点及び技術担当拠点等へ自動車用樹脂部品供給を行っております が、同社が経営戦略や購買方針の変更が行われた場合、同社が製品を販売している日本、北米、中国、アジアにお ける経済情勢等の変化に伴う自動車需要に変動があった場合は、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を与 える可能性があります。
(3) 商品市況の変動リスク
当社グループは、ナフサを原料として製造される石油化学製品の取扱いを樹脂、工業薬品、有機化学、塗料、油 脂加工、電子材料、自動車分野など広範囲に行っております。石油化学製品はこれら原料市況ならびに需給バラン スの要因から、製品ごとに固有の市況を形成しており、その変動は当該取引の売上と損益に影響を与える可能性が あります。
(4) 為替変動によるリスク
当社グループは、外貨建による取引を行っており、外貨建取引については為替変動により円換算後の価格に影響 を与えます。これらの取引に対し、為替予約によるヘッジを行い、為替変動リスクを最小限にする努力をしており ますが、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。また、当社グループは海外に現 地法人を有しており、外貨建の財務諸表を作成しております。連結財務諸表の作成にあたっては、これらを日本円 に換算する際の為替レート変動に伴う換算リスクがあります。
(5) 金利変動によるリスク
当社グループは、営業活動や投資活動に係る資金を金融機関からの借入等により資金調達しておりますが、有利 子負債には変動金利条件となっているものがあります。変動金利による調達に関しましては、金利スワップ契約等 を活用することで金利変動に伴うリスクの軽減に努めておりますが、今後の金利動向によっては、当社グループの 経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
(6) 海外活動に係るリスク
当社グループは、海外市場への進出を積極的に進めているため、海外での活動の割合が高まっております。当社 グループは、現地動向を随時把握の上、適切に対応していく方針ですが、現地の法的規制や慣習等に起因する予測 不能な事態が発生し、当社グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。
(7) 株価変動によるリスク
当社グループは、取引先を中心に市場性のある株式を有しており、これらは株価の変動によるリスクを負ってお ります。それらのリスクに対し、所有株式を継続的に見直し、整理する等リスクを軽減する施策を講じております が、当社グループの経営成績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(8) 取引先の信用にかかるリスク
当社グループは、多様な商取引により国内外の販売先に対して信用取引を行っており、信用リスクを負っており ます。信用リスクの軽減のため、取引先の財務状況に応じて取引金額を制限するなどして与信管理を行っておりま